社員監視ソフト(従業員モニタリングソフト)には、シンプルな時間記録ツールから、証跡管理に特化したセキュリティプラットフォームまでさまざまな種類があり、1人あたりの料金にも3倍以上の差があります。種類を誤ると、使わない機能に費用を払うことになったり、導入の目的だった肝心の機能が足りなかったりします。

本記事では12製品を、実際に記録できる内容、料金、トライアルの条件、対応プラットフォーム、そしてベンダーが注記でしか触れない制約の観点で比較しました。料金はすべて2026年10月に各ベンダーの公式サイトで確認したものです。

まずは結論
目的に合わせて選びましょう:
総合おすすめ
CleverControl
アプリ、Web サイト、スクリーンショット、勤怠を1つのダッシュボードで
テレワーク・現場作業
Hubstaff
分散型の業務に向けた時間記録、GPS、請求書発行
ワークフォース分析
Insightful · ActivTrak
チーム単位の生産性と業務量の傾向
セキュリティ・内部不正対策
Teramind · Veriato
行動ルール、DLP、詳細な監査証跡
自社サーバー運用
KeepActive
自社のサーバーで動かせるモニタリング
1台あたりの低コスト
SentryPC
シンプルな監視、ブロック、利用スケジュール

社員監視ソフト12製品の比較一覧

価格は各ベンダーが2026年10月時点で公開している米ドル建ての料金で、変更される可能性があります。

ソフトウェア特に適している用途最低価格無料トライアル
CleverControl多くのチームに最適な総合型1台あたり月額5.30ドル~(12か月プラン)あり
Hubstaffテレワークや現場作業のチーム年払いで1ライセンスあたり月額4.99ドル~(月払いは7ドル)14日間
Time Doctor整った時間記録年払いで1ユーザーあたり月額6.67ドル~(月払いは8ドル)14日間
Insightfulワークフォース分析年払いで1ライセンスあたり月額8ドル~7日間
ActivTrakチーム全体の生産性の把握3ユーザーまで無料。有料プランは年払いで1ユーザーあたり月額10ドル~14日間
DeskTimeシンプルな自動時間記録年払いで1ユーザーあたり月額6.42ドル~14日間
Controlio低予算での画面録画年払いで1ユーザーあたり月額6.67ドル~(最低5ユーザー)14日間
Teramindセキュリティと内部不正対策年払いで1ライセンスあたり月額14ドル~(最低5ライセンス)7日間(クラウド版)
Veriato証拠として使える水準の監査証跡年払いで1ユーザーあたり月額18ドル~(最低5ユーザー)要問い合わせ
InterGuardモニタリング+Web フィルタリング+DLP価格は要問い合わせデモのみ
SentryPC低コストな端末単位の管理1台あたり年額69.95ドル記載なし
KeepActive自社サーバーでのモニタリング年払いで1ユーザーあたり月額5.50ドル~14日間

製品の評価方法

最初のデモの前に導入担当者が知っておくべき点を基準に、各製品を評価しました。

実際に記録できる内容
時間、アプリ、Web サイト、画面、キー入力、ファイル
実際のコスト
最低価格、最低ライセンス数、アドオン、請求条件
対応プラットフォーム
Windows、macOS、Linux、Chromebook、モバイル
導入形態
クラウド、オンプレミス、またはその両方
データだけでなく気づきを得られるか
次の行動につながるレポートと分析
トライアルと透明性
自分で始められるトライアルと公開された料金

小規模なチームを運営している方は、中小企業向けのおすすめ製品もあわせてご覧ください。

1. CleverControl — 総合おすすめ

1台あたり月額5.30ドル~ 無料トライアル Windows · macOS

勤怠・労働時間の記録に加え、アプリ、Web サイト、アクティブ時間とアイドル時間、スクリーンショット、ライブ画面表示といった会社のパソコンの使われ方を、1つの Web ダッシュボードで確認できます。時間記録ツールより幅広く把握でき、エンタープライズ向けセキュリティ製品ほどの複雑さや価格はありません。オフィス勤務、テレワーク、ハイブリッド勤務のいずれのチームにも適しています。

✓ メリット
  • 生産性の把握と PC アクティビティの詳細な確認を1つのツールで
  • Web サイトのブロックと一元化されたレポート
  • PC の台数単位の料金体系で、共用 PC にも便利
✕ デメリット
  • 給与計算、請求書発行、プロジェクト単位の請求の機能は内蔵していない
  • ライブモニタリングと画面録画には Pro プランが必要

おすすめの企業:勤怠、アプリ、Web サイト、画面上のアクティビティを、小規模チームでも負担の少ない価格の1つのツールで把握したい企業。向いていない企業:給与計算、顧客への請求、プロジェクト管理が主な目的のチーム。

料金:Standard プランは、5台・12か月プランの場合で1台あたり月額5.30ドルからです。30台以上で20%、100台以上で30%の割引があります。最新の料金を確認する。

2. Hubstaff — テレワークや現場作業のチーム向け

年払いで1ライセンスあたり月額4.99ドル~ 14日間トライアル、カード登録不要

分散型・モバイル型・プロジェクト型のチーム向けの、時間記録と労務管理のプラットフォームです。初期設定では従業員自身がタイマーを開始・停止し、管理者は記録された時間、アクティビティレベル、アプリ、Web サイト、任意のスクリーンショットを確認します。GPS とジオフェンスは Locations アドオンで利用できます。

✓ メリット
  • デスクトップ、モバイル、ブラウザ、現場作業のワークフローに対応
  • 記録した時間をプロジェクト、予算、請求書と結び付けられる
✕ デメリット
  • 有料の Silent App を追加しない限り、アクティビティはタイマーの作動中しか記録されない
  • 下位プランでは、スクリーンショット、アプリ、URL に上限がある

おすすめの企業:テレワークの従業員、業務委託先、外回りの従業員を管理し、プロジェクト単位で請求する企業。向いていない企業:勤務時間中の PC アクティビティを継続的に把握したい企業。

3. Time Doctor — 整った時間記録を求めるチーム向け

年払いで1ユーザーあたり月額6.67ドル~ 14日間の Premium トライアル

手動または自動の時間記録で、スクリーンショットは全プランで利用できます。勤怠、アプリと Web サイトのレポート、給与計算ツールは Standard プランから。動画による画面録画は Premium プランに含まれ、それ以外ではアドオンとして1ユーザーあたり月額3ドルかかります。

✓ メリット
  • アクティビティをプロジェクト、勤怠、給与計算と結び付けられる
  • Standard プラン以上で60以上の外部連携
✕ デメリット
  • Basic プランには勤怠、Web サイトとアプリのレポートが含まれない
  • オーナーやマネージャーにも有料ライセンスが必要

おすすめの企業:信頼できる勤務時間の記録とプロジェクト管理を最も重視するチーム。向いていない企業:画面のライブ確認をできるだけ安く実現したい企業。

4. Insightful — ワークフォース分析向け

年払いで1ライセンスあたり月額8ドル~ 7日間トライアル、カード登録不要

アクティビティデータを、業務量と生産性の分析に変えるツールです。アクティブ時間とアイドル時間、アプリと Web サイト、勤怠、スクリーンショット、チームのキャパシティを確認でき、従業員が自分のデータを見ることもできます。Windows と macOS に対応し、Linux はベータ版です。

✓ メリット
  • 時間だけでなく、業務量とキャパシティを分析できる
  • マネージャーとアドミンは課金なしでダッシュボードを利用できる
✕ デメリット
  • 表示されている最低価格は年払いが条件
  • 画面録画は4ドルのアドオンで、トライアルでは利用できない

おすすめの企業:複数のチームにわたって生産性と業務量を分析したい企業。向いていない企業:シンプルなタイマーだけが必要なチーム。

5. ActivTrak — チーム単位の生産性分析向け

3ユーザーまで無料 有料プランは年払いで1ユーザーあたり月額10ドル~ 14日間トライアル

労働時間、アプリ、Web サイト、勤怠、生産性の傾向を分析します。ダッシュボードは個々の画面よりも、チーム全体の働き方のパターンに焦点を当てています。

✓ メリット
  • 3人までなら無料プランを利用できる
  • 上位プランでは生産性と業務量の分析が充実
✕ デメリット
  • 有料プランは最低5ライセンスで、年間契約が必要
  • スクリーンショットや完全な URL には Screen Details アドオンが必要

おすすめの企業:画面レベルの詳細よりも、傾向や指導に役立つデータを求める企業。向いていない企業:5人未満で有料プランを使いたいチーム。

6. DeskTime — シンプルな自動時間記録

年払いで1ユーザーあたり月額6.42ドル~ 14日間トライアル、カード登録不要

労働時間、アプリ、Web サイト、アイドル時間、プロジェクトを自動的に記録するため、タイマーを操作する必要はありません。Windows、macOS、Linux に対応しています。

✓ メリット
  • 手入力がほとんど不要
  • 時間の使い方がわかりやすいレポート
✕ デメリット
  • スクリーンショット、外部連携、シフト管理には Premium プランが必要
  • 専用のモニタリングツールに比べると、監視できる範囲は狭い

おすすめの企業:最小限の設定で自動の時間記録を始めたい企業。向いていない企業:ライブモニタリングやセキュリティ管理を必要とするチーム。

7. Controlio — 低予算で画面録画をしたい企業向け

年払いで1ユーザーあたり月額6.67ドル~ 最低5ユーザー 14日間トライアル、カード登録不要

Windows と macOS に対応したクラウド型のモニタリングツールです。ライブ画面配信、スクリーンショットではなく連続した画面の動画録画、AI による分類つきのアプリ・Web サイトの記録、生産性スコア、ルールに基づくアラートを備えています。オンプレミスでの導入は見積もりで対応しています。

✓ メリット
  • 中価格帯で動画形式の画面録画を利用できる
  • 最も安いプランでも6か月分のデータを保存
✕ デメリット
  • Linux、Chromebook、モバイル向けのエージェントがない
  • API、SSO、AD 同期は Advanced プラン(9.99ドル)で提供

おすすめの企業:エンタープライズ向けの価格を払わずに、画面録画と生産性分析を利用したい企業。向いていない企業:Linux や Chromebook を使う従業員がいる企業。

8. Teramind — セキュリティと内部不正対策を重視する企業向け

年払いで1ライセンスあたり月額14ドル~ 最低5ライセンス 7日間トライアル(クラウド版)

アクティビティモニタリングに、内部不正リスクの検知とデータ損失防止(DLP)を組み合わせたツールです。Web サイト、アプリ、ライブ画面、セッションの再生に加え、アラートやブロックを行う行動ルールも設定できます。クラウド版とオンプレミス版があります。

✓ メリット
  • 生産性のモニタリングとセキュリティ管理を1つのプラットフォームで
  • 調査に使えるセッションの再生
✕ デメリット
  • 標準プランはすべて最低5ライセンスが必要
  • シンプルなツールより設定や調整に手間がかかる

おすすめの企業:機密情報を扱い、DLP や内部不正対策のルールが必要な企業。向いていない企業:時間記録だけが必要な企業。

9. Veriato — 証拠として使える水準の操作記録が必要な企業向け

年払いで1ユーザーあたり月額18ドル~ 最低5ユーザー トライアルは要問い合わせ

スクリーンショットと画面録画、キー入力、メール、チャット、Web、アプリ、ファイル、USB、印刷など130以上のデータポイントを記録するユーザーアクティビティモニタリングツールで、AI による生産性スコアリングと無制限のアラートを備えています。別製品の Insider Risk Management を使うと、リスクスコアリングと感情分析が加わります。クラウド版とオンプレミス版があり、Windows、Mac、Chromebook、Android に対応しています。

✓ メリット
  • 調査やコンプライアンス対応に使える非常に詳細な監査証跡
  • Windows、Mac、Chromebook、Android に対応
✕ デメリット
  • この比較の中で最低価格が最も高い
  • 内部不正リスクの機能は見積もり制の別製品(最低20ユーザー)

おすすめの企業:規制の厳しい業種の組織や中堅企業で、証拠として使える水準の記録が必要な場合。向いていない企業:生産性を把握したい小規模なチーム。

10. InterGuard — モニタリングに Web フィルタリングと DLP を組み合わせたい企業向け

価格は要問い合わせ デモのみ、自分で始められるトライアルなし

1つのエージェントで、ユーザーアクティビティのモニタリング(キー入力、スクリーンショット、ファイル)、Web フィルタリング、メール・Web・USB・クラウドストレージ経由のデータ流出のブロック、アプリケーション制御、紛失したノート PC のリモートロックに対応します。Windows、Mac、Chromebook、モバイルに対応し、クラウド、オンプレミス、プライベートクラウドで導入できます。

✓ メリット
  • モニタリング、Web フィルタリング、DLP、端末のロックを1つの製品で
  • Chromebook やスマートフォンにも対応
✕ デメリット
  • 料金もプランも公開されていない
  • 総コストは組み合わせるモジュールによって変わる

おすすめの企業:IT 部門やセキュリティ担当者が、モニタリングとあわせてフィルタリング、DLP、リモートロックを求めている企業。向いていない企業:料金が明確で、自分で申し込めるサービスを求める企業。

11. SentryPC — 低コストで端末ごとに管理したい企業向け

1台あたり年額69.95ドル(Basic) 50台からのボリュームパック 年払いのみ

端末ごとのモニタリングと制御をクラウドから管理できます。スクリーンショット、キー入力、Web サイト、アプリ、検索、ファイル、印刷を記録し、コンテンツのブロック、利用スケジュール、利用時間の制限にも対応しています。Windows、macOS、Android、Chromebook(ブラウザでの操作のみ)に対応しています。

✓ メリット
  • 1台あたりの価格が安く、最低ライセンス数もない
  • ブロックと利用スケジュールの機能を標準搭載
✕ デメリット
  • ログはダウンロードしない限り1か月しか保存されない
  • 生産性分析とオンプレミス版がない

おすすめの企業:少数の端末で、シンプルな制御とブロックを行いたい企業。向いていない企業:長期間のデータ履歴やワークフォース分析が必要な企業。

12. KeepActive(旧 Kickidler)— 自社サーバーでモニタリングしたい企業向け

年払いで1ユーザーあたり月額5.50ドル~ 永続ライセンスあり 14日間トライアル、カード登録不要

自社サーバーで運用するモニタリングツールで、複数画面のライブ表示、画面の動画録画、キー入力の記録、時間記録、生産性分析に対応しています。別エディションの DLP 版では内部不正の検知が加わります。Windows、macOS、Linux に対応。ベンダーがホストするクラウド版はまだ開発中です。

✓ メリット
  • インターネットから隔離された環境でも、自社サーバーで運用できる
  • Linux に対応し、買い切りの永続ライセンスもある
✕ デメリット
  • ベンダーがホストするクラウド版はまだなく、サーバーは自社で保守する必要がある
  • ベンダーの2つの公式サイトで価格が異なるため、営業担当への確認が必要

おすすめの企業:モニタリングデータを自社のインフラ内に保管しなければならない企業。向いていない企業:すぐに使えるクラウドサービスを求める企業。

どのツールを選ぶべきか

時間記録・プロジェクト・請求:Hubstaff または Time Doctor
最小限の設定で自動記録:DeskTime
チーム単位の分析:Insightful または ActivTrak
低予算での画面録画:Controlio
セキュリティ・DLP・調査:Teramind、Veriato、または InterGuard
データを自社サーバーに保管:KeepActive
少数の端末を低コストで:SentryPC
多くの企業にとって最もバランスがよい選択:CleverControl — 勤怠、アプリ、Web サイト、スクリーンショット、ライブ画面表示を1つのダッシュボードで、1台あたり5.30ドルから利用できます。

どのツールを選ぶ場合でも、何を、なぜモニタリングするのかを社員に伝えましょう。多くの国でこれは義務とされています。当社のガイド「社員のパソコンを正しく監視する方法」では、法的なポイントと導入の6ステップを解説しています。

実際に試してみませんか?CleverControl をダウンロードして、チームで評価を始めましょう。